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書く人・紺の短編作品と書き物雑談。猫好き、本好き、空想好き。写真と言葉と夢から紡ぎ出す、ささやかな物語。
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即興MENU#5-05「マヤカツ」
マヤカツ


ヤカツといえば、摩耶山の上で、シュミやトクギを生かして楽しむ

ちょっとステキなサークル活動だ。


まの上で、カツレツあげて、マヤカツ作ろうなんて、

冗談のような活動を言い出したのはどこからか現れたある男。


ツといえば、“勝つ”のゲンかつぎになるのはよくあることだが、

このマヤカツレツが何と、すごい“勝つ”効果で地元でひそかに有名になった。


ぎから次へと問合せがやってくる。

だがしかし、カツレツ作りの男はふっとどこかへ行き、
姿を見たものは、それ以来誰もいない。

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -(完)
これは即興で書き上げた掌編作品。
お客様に「材料」=お題を決めていただき、
短時間で「調理」=作品化するという実験的試み。
実際は原稿用紙等に手書きしたものを、
テキスト化してweb上で公開しています。
明らかな誤字でない限り、書き上げてからの手直しはしないのが原則。
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【作品DATA】

 お客さまの選んだ材料(=4文字のことば)で、
 物語を調理創作いたします。
 それは、
 今日限りの、小さな物語。
 4つの文字は縦読み仕様にもなっています。
(4文字シリーズ)

[お客様]…マヤカツ担当Yさん
[お題]…マヤカツ
[創作日]…2015年6月20日(土)
[創作場所]…摩耶山 掬星台

摩耶山リュックサックマーケットにて)

固有名詞お題むずかしー!と思いながら書いたら、こんなハナシになってしまったw
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テーマ:ショート・ストーリー - ジャンル:小説・文学

即興MENU#5-04「リュック」
リュック2


ンゴが次から次へと転げ落ちる。

1、2、3、4……10、11…全部で100個。
甘いリンゴはみんな、子供たちのおやつになった。


りかごが次から次へと飛び出した。

たくさんの赤ちゃんたちは、そのゆりかごを使うと
ぐっすりすやすやねむった。


リーが袋の中から生えてきて、庭に立派に鎮座した。

飾り付けは子供たちが手分けして行った。


リスマスの月に施設に届けられた不思議なリュック。

袋の中から、リンゴやゆりかご、ツリー、何でも出てくる不思議なリュック。
その年のクリスマスを、子どもたちは皆、笑顔で迎えたのだった。

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -(完)
これは即興で書き上げた掌編作品。
お客様に「材料」=お題を決めていただき、
短時間で「調理」=作品化するという実験的試み。
実際は原稿用紙等に手書きしたものを、
テキスト化してweb上で公開しています。
明らかな誤字でない限り、書き上げてからの手直しはしないのが原則。
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【作品DATA】

 お客さまの選んだ材料(=4文字のことば)で、
 物語を調理創作いたします。
 それは、
 今日限りの、小さな物語。
 4つの文字は縦読み仕様にもなっています。
(4文字シリーズ)

[お客様]…カフェオーナーSくん
[お題]…リュック
[創作日]…2015年6月20日(土)
[創作場所]…摩耶山 掬星台

摩耶山リュックサックマーケットにて)

ちょっとほんわかしたお話。季節外れですけどもね(笑)

テーマ:ショート・ストーリー - ジャンル:小説・文学

即興MENU#5-03「きただけ」
北岳

っと見つけてきてくれると思っていたよ」

所長は、目の前にいるひげ面の男に言った。


いへんな苦労をしてきたはずだが、

その男の表情は清々しくさえ見えた。


イヤモンドよりもかたい金属を作ることができる

ある微生物が北岳にいるらしいというウワサを頼りに出かけていた男。


んきゅうはその男による新微生物の発見で、

どんどん進むことになった。
報酬と長期の休みをもらった男は迷わず北岳へ出かけた。
今度は一人の山男として。

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これは即興で書き上げた掌編作品。
お客様に「材料」=お題を決めていただき、
短時間で「調理」=作品化するという実験的試み。
実際は原稿用紙等に手書きしたものを、
テキスト化してweb上で公開しています。
明らかな誤字でない限り、書き上げてからの手直しはしないのが原則。
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【作品DATA】

 お客さまの選んだ材料(=4文字のことば)で、
 物語を調理創作いたします。
 それは、
 今日限りの、小さな物語。
 4つの文字は縦読み仕様にもなっています。
(4文字シリーズ)

[お客様]…山大好きなNちゃん
[お題]…きただけ
[創作日]…2015年6月20日(土)
[創作場所]…摩耶山 掬星台

摩耶山リュックサックマーケットにて)

どんな微生物だよ、と自分につっこみたいw

テーマ:ショート・ストーリー - ジャンル:小説・文学

即興MENU#5-02「あみもの」
あみもの


したの七時に、シアター前でまちあわせね」

そう言ったのに、友だちのミオはドタキャンした。


っか経っても何の連絡もなくて、

怒っていたけどだんだん心配になってきた。


う、いてもたってもいられない、と思ったのは一週間後。

私はミオの家に向かって走り出していた。


っくをしても返事がなくて、たまらず扉を開くと、

そこは一面のくもの巣だった。
いやちがう。これは“あみもの”だ。
部屋の真ん中で、ミオは黙々をかぎばりあみを続けている。
私はミオを止めることができるだろうか。

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これは即興で書き上げた掌編作品。
お客様に「材料」=お題を決めていただき、
短時間で「調理」=作品化するという実験的試み。
実際は原稿用紙等に手書きしたものを、
テキスト化してweb上で公開しています。
明らかな誤字でない限り、書き上げてからの手直しはしないのが原則。
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【作品DATA】

 お客さまの選んだ材料(=4文字のことば)で、
 物語を調理創作いたします。
 それは、
 今日限りの、小さな物語。
 4つの文字は縦読み仕様にもなっています。
(4文字シリーズ)

[お客様]…編み物上手なMさん
[お題]…あみもの
[創作日]…2015年6月20日(土)
[創作場所]…摩耶山 掬星台

摩耶山リュックサックマーケットにて)

かわいいお題なのに何でプチホラーになってるのかしらw

テーマ:ショート・ストーリー - ジャンル:小説・文学

即興MENU#5-01「あおぞら」
青空


っという間の出来事だった。

夏の日の青空から、そいつは落ちてきたのだ。


おきな大きなゾウだった。

いや、ゾウにそっくりな何か、という方がいいのか…。


うとウリふたつの姿をしたそれは、こう言った。

「これからこの星は我々の楽園とする」と。


くえん、とは何だろう。

得体の知れないゾウ型宇宙人の、有無を言わさぬ口調に、地球の誰もがただ口をつむぐばかりである。

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -(完)
これは即興で書き上げた掌編作品。
お客様に「材料」=お題を決めていただき、
短時間で「調理」=作品化するという実験的試み。
実際は原稿用紙等に手書きしたものを、
テキスト化してweb上で公開しています。
明らかな誤字でない限り、書き上げてからの手直しはしないのが原則。
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【作品DATA】

 お客さまの選んだ材料(=4文字のことば)で、
 物語を調理いたします。
 それは、
 今日限りの、小さな物語。
 4つの文字は縦読み仕様にもなっています。
(4文字シリーズ)

[お客様]…初来店Aさん
[お題]…あおぞら
[創作日]…2015年6月20日(土)
[創作場所]…摩耶山 掬星台

摩耶山リュックサックマーケットにて)

青空という爽やかなお題なのに、なんて不穏なハナシなんだ(笑)

テーマ:ショート・ストーリー - ジャンル:小説・文学

即興MENU#摩耶山編5「ブール」
ブール

 摩耶山で出会ったのである。
 ペタンクという、スポーツに。

 週末になると山上で、玉をぶつけあって、転がして、
 何だか不思議なことをしているグループがいるので、遠くから眺めていた。

 どんどん気になっていく。
 気になって近づいていったらそのうちに向こうから

「一緒にやってみませんか」

 と声をかけてくれた。

 そうして私もすっかりとペタンクにはまってしまった。

 鉄球を転がして、カーリングのように的に近づけていく。
 計算しながら、でも計算通りにはいかず、そこがたまらない。

 そのうちに自主練にも力が入るようになった。

           * * * * *

 あまり人のこない広場で、鉄球を投げて投げて夢中になる。

 ある日、背中に視線を感じてふりかえると見馴れぬ者が立っていた。
 外国の人かな、と思いかけて、はっとなる。
 皮ふの色が緑色なのだ。

 その、人らしきものは、私の頭の中に直接話しかけてきた。
 燃料が切れたので、その銀色の丸い玉を一つゆずってほしいと言うのだ。

 ブールを?

 と私も頭の中でこたえる。

 ペタンクではボールのことをブールと呼ぶのだ。

 明日の練習で、一つ足りないブールのわけを、皆にどう説明しようか。
 
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -(完)
これは即興で書き上げた掌編作品。
お客様に「材料」=お題を決めていただき、
短時間で「調理」=作品化するという実験的試み。
実際は原稿用紙等に手書きしたものを、
テキスト化してweb上で公開しています。
明らかな誤字でない限り、書き上げてからの手直しはしないのが原則。
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【作品DATA】

本日の創作メニューは「摩耶山」
 お客さまの選んだ材料(=漢字)で、
 “摩耶山”ではじまる短いお話を
 お作りします。
 それは、
 今日限りの、小さな物語。
(二代目摩耶ケーブルさよならリュック特別編)

[お客様]…Tさん(男性)
[お題]…ブール
[創作日]…2012年11月24日(土)
[創作場所]…摩耶山 虹の駅
(摩耶山リュックサックマーケットにて)


私が知らない単語は基本的に受付ませーん、なので、今回も
「え? ブール? それ知りません」ってなりかけたんですが、
ペタンクのボールのことだと教えてもらってああ!と納得。
あ、そもそもペタンクを知らない方も多いかな?(ググってね!笑)

テーマ:ショート・ストーリー - ジャンル:小説・文学

即興MENU#摩耶山編4「まぁるい地球」
まぁるい地球

 摩耶山に、娘をつれて遊びに行った。
 紅葉もきれいだし、今日は天気もいい。
 ケーブルカーやロープウェーに乗って、娘もゴキゲンだ。

 山上に着くと、あちこち走りまわったあとに、
 枝や葉や石や、いろんなものを集めてきて、何かをつくりはじめた。

 小さな子は、どんなものでも、どんな場所でも、
 すぐに遊びに変えてしまう。

 土を寄せ集めて何かこねているようだ。

「みぃちゃん、何つくってるの。パパにおしえてよ」

「まーだーひーみーつー」

そんなことを言ったのに、娘はこたえを歌ってしまう。

           * * * * *

「まぁるい まぁるい まぁるい ちきゅう。
 まぁるい まぁるい まぁるい おつきさん」

 まんまる土だんごの地球に、娘は紅葉の切れはしや、枝でもようをつけていく。

「これね、みぃちゃんち」

 指さすところに小石がはめこまれていて、
 こちらを向いた前髪に、小さな紅葉がくっついていた。

 オレは今、すごく幸せだ。

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -(完)
これは即興で書き上げた掌編作品。
お客様に「材料」=お題を決めていただき、
短時間で「調理」=作品化するという実験的試み。
実際は原稿用紙等に手書きしたものを、
テキスト化してweb上で公開しています。
明らかな誤字でない限り、書き上げてからの手直しはしないのが原則。
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【作品DATA】

本日の創作メニューは「摩耶山」
 お客さまの選んだ材料(=漢字)で、
 “摩耶山”ではじまる短いお話を
 お作りします。
 それは、
 今日限りの、小さな物語。
(二代目摩耶ケーブルさよならリュック特別編)

[お客様]…お向かいの出店者さん
[お題]…まぁるい地球
[創作日]…2012年11月24日(土)
[創作場所]…摩耶山 虹の駅
(摩耶山リュックサックマーケットにて)


とてもかわいいお題をいただきましたが、実はこのお題の他にもう一つ候補があって、それがお客様のお母様のあだ名でした(笑)
そっちも結構面白かったかなぁ〜って思ったりしてますw

テーマ:ショート・ストーリー - ジャンル:小説・文学

即興MENU#摩耶山編3「ケータイデンワ」
ケータイデンワ

「摩耶山でちゃんとつながりますよ」

 そのケイタイショップ店員は、
 ものすごくマニアックな説明をしてきたのだが、
 そのマニアックぶりが反対に気に入ってしまったので、
 すすめられたケイタイデンワを買うことにした。

 そしてその頃。
 山で電波がなかなか入らなかった頃。
 たしかにしっかりと使えたのだ、摩耶山で。

 それほど山に行くわけではなかったが、
 誘われて軽く山登りに行くこともあり、そのたびに重宝した。
 どんな山奥でも使えたのだ。

           * * * * *

 何年、いや十何年の年月が流れ、
 私はもう山に行くことはほとんどなくなり、
 ケイタイも三度買い換えた。

 あの山ケイタイも記念に残してあったが、
 バッテリーはすっかりなくなり、もう単なるオブジェである。

 久しぶりに摩耶山に行くことになった。

 私は何となく、オブジェと化したあのデンワをポケットに入れていた。

 ケーブルに乗った時、突然ポケットの中がふるえた。
 あのケイタイに電源が入ったのである。

 その後、ケイタイは「摩耶山でしか使えないデンワ」と化した。

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これは即興で書き上げた掌編作品。
お客様に「材料」=お題を決めていただき、
短時間で「調理」=作品化するという実験的試み。
実際は原稿用紙等に手書きしたものを、
テキスト化してweb上で公開しています。
明らかな誤字でない限り、書き上げてからの手直しはしないのが原則。
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【作品DATA】

本日の創作メニューは「摩耶山」
 お客さまの選んだ材料(=漢字)で、
 “摩耶山”ではじまる短いお話を
 お作りします。
 それは、
 今日限りの、小さな物語。
(二代目摩耶ケーブルさよならリュック特別編)

[お客様]…SHOPきつねさん(女性)
[お題]…ケータイデンワ
[創作日]…2012年11月24日(土)
[創作場所]…摩耶山 虹の駅
(摩耶山リュックサックマーケットにて)


摩耶山で携帯電話といえば、私はド○モなんですけど、何年か前までは本当につながらなくてつながらなくて。w
それがある時、急に東屋とかでもアンテナ3本になったんですよね〜。
そんな頃を思い出して書きました。

テーマ:ショート・ストーリー - ジャンル:小説・文学

即興MENU#摩耶山編2「やま」
やま

「まやさん、にしようかねぇ」

 カミサマはぼそりと言う。
 もう一人のカミサマはきく。

「なんでまやなのかね」

「だってこれはやまだろう?
 私は作った山の中で、これが一番気に入ったんだ。
 これが山の中の山だ。

 そっちの高いのはどうかって?
 まあ姿形はなかなかのもんだがね、
 高けりゃいいってもんじゃないんだ。まあ、二番目だな。
 だから二二(ふじ)山にするさ。

 おっとこっちの山の話だったな。
 だからさ、山の中の山なんだ。
 もう、山って、名付けたいくらいなんだ。
 でもそれもちょっと粋じゃないからね、
 逆に読んで、まや、さ。
 どうだい、いいだろう?」

「そう言われると良く見えてくるな。
 たしかにこの山の形はいいね。おまえさんが作る山はどれもいいねぇ。

 さて、私もそろそろ仕事の続きだな。
 そのまやさんのそこらへんから川をつくりたいんだが、いいかね…」

           * * * * *

 まやさん、が、摩耶山、と表記されるのは、まだもう少し先のこと。

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これは即興で書き上げた掌編作品。
お客様に「材料」=お題を決めていただき、
短時間で「調理」=作品化するという実験的試み。
実際は原稿用紙等に手書きしたものを、
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明らかな誤字でない限り、書き上げてからの手直しはしないのが原則。
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【作品DATA】

本日の創作メニューは「摩耶山」
 お客さまの選んだ材料(=漢字)で、
 “摩耶山”ではじまる短いお話を
 お作りします。
 それは、
 今日限りの、小さな物語。
(二代目摩耶ケーブルさよならリュック特別編)

[お客様]…Kさん(男性)
[お題]…やま
[創作日]…2012年11月24日(土)
[創作場所]…摩耶山 虹の駅
(摩耶山リュックサックマーケットにて)


だじゃれか!
と突っ込まれそうですが、まあちょっとした言葉遊びですw
やま=摩耶 ふじ=二二 がぱーっと浮かんできたので思わず。
カミサマ、結構アバウトだなぁ(笑)

テーマ:ショート・ストーリー - ジャンル:小説・文学

即興MENU#摩耶山編1「ルビーの指環」
ルビーの指環

 摩耶山に出かけた。
 紅葉が見頃だというので、ちょっと秋を楽しみに行こうと思ったのだ。

 今年は紅葉の当たり年なのだろうか。
 それはそれは見事に染まった葉っぱたちが、私を迎えてくれた。

 赤、とか、だいだい、とか、
 そんな単純な言葉では、言い表せない彩りが、木の枝にも足下にも広がっていた。

 来てよかったなぁと、しばしうっとりとながめた。
 落ち葉も、この時期だけは美しいと思える。

 いろんな紅色黄色に色づいた葉が、びっしりとまるでじゅうたんのようだ。
 そのじゅうたんの中に、きらりと光るものが見えた気がした。

 しゃがんでよく見る。

           * * * * *

 あ、と思わず小さな声がもれた。
 そこには紅葉の赤さに負けない、鮮やかな赤い石がついた指環が埋もれていた。

 なんてきれいなんだろう。

 思わず拾い上げると、そっとはめてみる。
 私の薬指になぜかぴったりとはまった。

 いい心持ちになって少し目をとじた。

 次に目を開いたときには、指にあるのはまっ赤なかえでの葉が一枚。

 指環の姿はどこにもない。

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お客様に「材料」=お題を決めていただき、
短時間で「調理」=作品化するという実験的試み。
実際は原稿用紙等に手書きしたものを、
テキスト化してweb上で公開しています。
明らかな誤字でない限り、書き上げてからの手直しはしないのが原則。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

【作品DATA】

本日の創作メニューは「摩耶山」
 お客さまの選んだ材料(=漢字)で、
 “摩耶山”ではじまる短いお話を
 お作りします。
 それは、
 今日限りの、小さな物語。
(二代目摩耶ケーブルさよならリュック特別編)

[お客様]…Aさん(男性)
[お題]…ルビーの指環
[創作日]…2012年11月24日(土)
[創作場所]…摩耶山 虹の駅
(摩耶山リュックサックマーケットにて)



お題としてはあの歌でいただいたのかもしれませんが、書いたものはあの歌ではありません(笑)
あ、もうあの歌を知らない年代もたくさんいるんですよねきっと(爆)
ルビー石の赤さから素直?に紅葉に結びつけてみました。
この日の、摩耶山の紅葉は本当に素敵でしたよ〜♪

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