ある老人が、私たちに家をゆずってくれると言う。
私たち、というのは、私と2人の女友達を指す。
どんな家かと思い、3人で老人のあとを付いていったら、それがまた随分と古い家で、建具も何もかもオンボロで、とてもすぐに住めそうにない。
だいぶ改装しないとね。
と私たちは困惑気味だ。
お風呂だけは豪華な作りで、全面タイル張りで丸くて大きい。
まるで旅館にでもあるようなお風呂だ。
蛇口をひねるとお湯が出た。
かなりお湯がいりそうだよね。
ほかの二人がうなずいた。
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これはいつぞや見た夢のデキゴトです。