FC2ブログ
書く人・紺の短編作品と書き物雑談。猫好き、本好き、空想好き。写真と言葉と夢から紡ぎ出す、ささやかな物語。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
本017話『リトルプレスの楽しみ』柳沢小実 著 ほか
私は「小説」「物語」という本の中身の部分をこれまで書いてきているし、これからも書いていこうとしているのだけれど(その割には、ブログ更新が滞ってる、とツッコまれそうですね。すいません。苦笑)、実は、本の外側、つまり「装丁」や「製本」というものにも、とてもとても興味がある。

その「製本」あるいは「本づくり」といったキーワードでいろいろ検索した結果に見つけた本のひとつがこちら。

『リトルプレスの楽しみ』
book_littlepress

企画から制作、販売まで、すべて自分自身で、制約にとらわれずに自由に本を作っている人とその本たち(約40種類)の紹介だ。
発行部数は少なければ100部、平均的には500~1500部程度で、多くても3000部くらいまでのものばかり。
その形状も内容も、自由な発想で作られていて、でもとても充実したもので、人気のものはバックナンバーも手に入らないものもある。

暮らしにちょっとしたエッセンスを加えてくれる本、
ガイドブックには載っていない知りたい情報が入った旅本、
おまけの豆本やブックカバーがついてくる本、
展覧会を何度でも楽しめそうなカタログ本、などなど


例えばこんなもの。

水筒をテーマにした楽しい内容満載の『すいとう帖』は、その形状も水筒のように肩や首にかける紐がついたものになっている。

目立たなくてもいいもの(人・お店)を紹介する、ディープな名古屋の情報誌『なごやに暮らす』は今からでも何とかバックナンバーを集めたいと思うくらいキュートなイラストの表紙。

『雑草の写真集』はその名の通り、道ばたに根を下ろす雑草の写真ばかりが掲載されたハガキサイズの本。名も無き(本当はあるわけだけど)野草の姿に、何だか惹き付けられる。

紹介されたものはどれもいろいろな刺激を私に与えてくれた。

そしてもう1冊みつけたものがこれ。

『エクスペリメンタル フォーマット&パッケージング』
book_experimental

中身は洋書である。
フルカラー300ページで、写真集みたいなものだ。
冊子やパッケージを中心とした印刷の形態の、ありとあらゆる実験的作品が、掲載されているカタログ。
”印刷の形態”というのは、例えば「サイズ」「包装」「材料」「折り方」「装丁」などの視点から見た様々なスタイルである。

言葉で表すのは難しいのだけれど、

・2つの本がくっついている形態のもの
・エアメールを展開すると服の型紙
・しおりが何本もついている分厚い本
・リーバイスのヴィンテージジーンズのブックカバー付


と、英語なんて読めなくても、とにかく見ているだけで面白いのだ、これが。


これらの2冊の本は、私の”本づくり”熱を加速させた。

そして、とうとう一度行ってみたかった「製本教室」なるものに、先月足を運んだ。
もちろん、いきなり専門的なコースとかは腰がひけるので(笑)、基本を一日体験(まずはカルチャーセンターくらいの感覚で)で学べそうなところを探した。
そして近くのギャラリーで製本ワークショップを発見。
 ↓ ↓
ギャラリーPaw

糸とじ製本の基本を教えてもらって、1冊のオリジナル白紙本と、手持ち本へのハードカバー付けを完成!(所要時間3時間程度)
参加する生徒さんはみな「次はこんな本を作りたい!」と、各々いろんな素材や中身になるものを持ち寄ってこられるとのこと。
とても自由なスタイルで、楽しい教室だった。

そして思った。


「製本が楽しすぎる」(笑)


高い印刷代を使わなくとも、ちょっと技術を身につけていけば、本づくりの可能性は広がり続ける。
自分の手でも本の形にできると思えば、中身を書くはりあいもできるというもの。(基本、見た目から入っていく人ですから~。笑)

確定申告が終わったら、いろいろ取りかかりぞ!
と、ココロに決めた。
いや、本当は今すぐにでもやりたいことがあってうずうずしているのだけど(笑)、さすがにこの仕事やら何やらの立込み状況では後で痛い目にあいそうなので、もうしばらくはおあずけ、なのである。


book_seihon
自作製本、第1号(赤)と2号(紺色)
中身に書くことは、もう決まっているのであーる。

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
 リトルプレスの楽しみ
 柳沢小実 著
 2006年1月発行
 ピエ・ブックス 1600円(税別)

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
 エクスペリメンタル フォーマット&パッケージング
 EXPERIMENTAL FORMAT &PACKAGING
 2007年8月発行
 グラフィック社 2500円(税別)

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
これまでに読んだ本のコトをつらつらと紹介していきます。
スポンサーサイト

テーマ:本の紹介 - ジャンル:小説・文学

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。