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書く人・紺の短編作品と書き物雑談。猫好き、本好き、空想好き。写真と言葉と夢から紡ぎ出す、ささやかな物語。
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よみラジの時間と年末ごあいさつ♪
師走ですね。うさぎの年もあと少し。

最近、6年酷使したiBookがずいぶんとお疲れになってしまい、思い切ってMacBookProを買い求めました。
お財布が燃え尽きた…って感じですがorz
OSがTigerからLionになりましたが、まだまだライオンくんを手なずけられておりません。
はやく慣れてたくさんの物語をまた書き綴っていきたいな~と思っております。
最新Mac、テキストエディットが縦書き対応してるんですよね!ちょっと感動。
(Macユーザーでないとわけわかりませんね、すみませんw)


さてさて。
今年の5月にスタートして、ブログでもご紹介したポッドキャスト(ネットラジオ)「よみラジの時間」は、隔週月曜の更新ペースをコンスタンスに続けておられてもう18回目の放送!



私のブログのぐだぐだ更新と比べるとすごい!!
そして毎回、ブログに掲載してある紺作品を1~2作品朗読で使っていただいています。
文字で読むのと、声で聞くのと、作品の印象が化けたり新しく見えたり、いつもとても楽しく聞いています。ダウンロードしてiTunesにとりこむのが月曜の楽しみですww

今回は、作家と作品をいじってみよーう!な回だそうで(笑)、よみラジの時間への作品提供作家のたなかなつみさんとわたくし中川紺の作品そのほかをネタにいろいろおしゃべりしてくださってます~。

行く年と編成会議?のvol.18
http://yomiradi.seesaa.net/article/241376565.html




そんなこんなで年末。
紺ブログの方はまた来年もきっとぐだぐだです。まったりです。
そんなペースに懲りずに来年もまたおつきあいくださるとうれしいです(^^)
今年は新しい試みをしたり、書き方に悩んだり、いろいろありました。
でも私の思いはたぶんずっと変わっていません。


ブログをはじめる時にも書いたのですが、

 「書いたものを好きになってくれる人が、
  たった一人でもいたらしあわせ。
  たくさんいれば、
  それはそれで大変ありがたい(笑)
  誰かにとって特別な物語。
  そういうストーリーを紡ぎたい。」



新年は、恒例の干支話を掲載します。
たぶん1/2くらいに更新すると思われますのでまた来年お会いしましょう!


今年、紺ノ短篇集を訪問してくださった皆様!

ありがとうございました!
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テーマ:物書きのひとりごと - ジャンル:小説・文学

摩耶山リュック(非公式)で4作品
更新が遅くなってしまいすみません!(大汗)

この期間に、こんな記者発表もありました。

まやビューライン継続運行 赤字は神戸市が負担
(神戸新聞2011/11/23)
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004636448.shtml

やっぱり摩耶山にはケーブルとロープウェーがなくっちゃ!
来年もまた、摩耶山で物語屋ができることが、とてもうれしいです。


さて。
11月19日(土)は年内最後のリュックサックマーケットだったというのに、雨で公式中止。
本当に今年は雨に週末ストーカーされちゃってる摩耶山です。

それでもいつものことで「非公式」リュックは開催♪
年内最後ということもあり、いつもの非公式デーよりもたくさん人が山に来ていた気がします。
食べ物や飲みものがぞろぞろっと集まって、山上ゆるゆるパーティー状態。
いろんな美味しいものいただきました!


とはいえ、なかなかすごい天気でした(笑)
ロープウェー虹の駅からは山頂は霧の中ですw

摩耶山 霧


今回は、雨あり、風あり、霧あり。
時折突風が吹いてお店が飛ばされる人多数。
私も吹き込んでくる雨から原稿用紙を守り、湿度と闘って必死で執筆です(笑)

111119即興看板


いつもなら、忘れた単語や漢字はちょっと携帯で調べたりして書くのですが、さすがに今回はそんな余裕が限りなくゼロw
ということで分からない漢字はすべてひらがなで!(爆)

そんなこんなで、ひらがな率がやや高いかもしれない4作品。

●即興MENU#3-039「人ノ話」

●即興MENU#3-040「星ノ話」

●即興MENU#3-041「風ノ話」

●即興MENU#3-042「摩ノ話」



書き出しはすべて「リュック」です♪
年内最後の書き出しとしてはなかなかよかったかも。


さて、12月の第3土曜日は恒例のリュックサック忘年会です。
みんなで「のみたいもの」や「たべさせたいもの」を持って集まる持ち寄り山上パーティー。
私も何か美味しいものを持って登りたいと思います。
ちなみに去年のワンシーン。

リュック忘年会2010


このほかにもいろんなものを焼いたり、スープあり、コロッケあり、おにぎりあり、お菓子あり、漬け物あり、お酒もいろいろ揃って、豪華でした♪

テーマ:物書きのひとりごと - ジャンル:小説・文学

即興MENU#3-042「摩ノ話」
即興3-42_摩

 リュックをこすると、東京タワーが現れた。
 そういえばすいぶんと昔に見に行ったことがあった。

 そんなことを思いながら、さらにこすってみる。

 目の前に、タワーの上から見た景色が広がった。
 このリュックを持ってのぼったのだ。

 山でも街でも使えるような小ぶりのリュック。
 旅行やハイキングに連れていったものだ。

 しばらくすると東京タワーは姿を消した。
 私だけに見える、しんきろうのようなものなのだ。

 小さなケースから、半透明のクリームを少し手にとった。
 よく手の平にのばす。そしてその手でリュックをこする。
 なでるように、すりこむように。
 するとまた、違う景色があらわれるのだった。

           * * * * *

 摩擦の力と何かの化学反応を利用して、旅先の思い出を持ち主だけに見せるという、画期的なクリームだという。

 旅先でたまたま助けた老人が、こっそりとくれたものなのだ。
 半信半疑だったが、効果はすごかった。

 私はまたリュックをこする。

 何度も登った摩耶山の風景が、ありありと目の前に立ちあがってきた。

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -(完)
これは即興で書き上げた掌編作品。
お客様に「材料」=お題を決めていただき、
短時間で「調理」=作品化するという実験的試み。
実際は原稿用紙等に手書きしたものを、
テキスト化してweb上で公開しています。
明らかな誤字でない限り、書き上げてからの手直しはしないのが原則。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

【作品DATA】

本日の創作メニューは「リュック」
 お客さまの選んだ材料(=漢字)で、
 “リュック”ではじまる短いお話を
 お作りします。
 それは、
 今日限りの、小さな物語。
(漢字ノ話・五十三次シリーズ)

[お客様]…初来店のお客様(女性)
[お題]…摩(ま)
[創作日]…2011年11月19日(土)
[創作場所]…摩耶山 掬星台

※摩耶山リュックサックマーケットは雨天で公式中止となりました。
 が、自主リュックで集まったメンバーで自主開催しました♪


今年最後の漢字お題は「摩耶山」の「摩」です。
さて、どう意味を使って調理しようかといろいろと考えをめぐらせました。
摩擦の摩をブレンドして、摩耶山も登場させて。
モノに宿った思い出を再現する不思議なクリームのお話となりました♪

テーマ:ショート・ストーリー - ジャンル:小説・文学

即興MENU#3-041「風ノ話」
即興3-41_風

 リュックがそこに出現した。

 強い風が一吹きしたあとのことだった。
 晴れた空のような、そのあざやかな色のリュックは、明らかにオレのものではないのだが、迷わず開いて中を見た。

 チョコレート、ランタン、防寒具、水、その他、今、オレが必要とする様々なものがそこには詰まっていた。

           * * * * *

 登山の途中で、オレは仲間とはぐれたのだった。
 天候はきびしく、途中足をすべらせて負傷し、いくつかの荷物を失ったオレには、このまま山を下るのは不可能と思われた。
 そもそも帰り道すら、見失っていたのだ。

 岩穴を見つけて入ったが、気温の低下ははげしく、夜を山で過ごして無事でいられるか、自信はなかった。

 そんなときの、謎のリュックの出現である。

 ありえない、とか、何かのわなである、とか、毒でも入っているのか、とか、そんなことはもう考えなかった。
 リュックのおかげでオレは翌朝無事にそうさく隊に見つけてもらえたのだ。

 ふもとに着く少し手前で、強い風が一吹きした。

 救いのリュックは、風に乗って、山に帰っていった。

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これは即興で書き上げた掌編作品。
お客様に「材料」=お題を決めていただき、
短時間で「調理」=作品化するという実験的試み。
実際は原稿用紙等に手書きしたものを、
テキスト化してweb上で公開しています。
明らかな誤字でない限り、書き上げてからの手直しはしないのが原則。
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【作品DATA】

本日の創作メニューは「リュック」
 お客さまの選んだ材料(=漢字)で、
 “リュック”ではじまる短いお話を
 お作りします。
 それは、
 今日限りの、小さな物語。
(漢字ノ話・五十三次シリーズ)

[お客様]…Aさん(男性)
[お題]…風(かぜ・ふう)
[創作日]…2011年11月19日(土)
[創作場所]…摩耶山 掬星台

※摩耶山リュックサックマーケットは雨天で公式中止となりました。
 が、自主リュックで集まったメンバーで自主開催しました♪


リュックを書き出しにしたということでやはり山にちなんだお話が浮かびやすかったです。
山のカミサマがくれたのかもしれない、命の恩人ならぬ恩リュック。
ありえないけれど、山にはそんな力があるような気もしてきます。

テーマ:ショート・ストーリー - ジャンル:小説・文学

即興MENU#3-040「星ノ話」
即興3-40_星

 リュックサックを背負って珍しい形のつえを持った姿をしていると、言われている。
 もっともリュックというのは今風な言い方で、それに非常に近い構造をした容れ物であるというだけだ。

 性別も不明だ。どちらかといえば、人の少年に似た姿だと言われている。
 彼は、人類がはじめて星を見上げた時に、この世に出現した。
 その後、年をとることもなく、死ぬこともなく、ただ星の手入れをするために、存在しているのだ。

           * * * * *

 人が星座というものを見出し、空を眺めて暮らしている頃は、星も気合いを入れて光り輝く。
 名も付けられず、忘れられていく星は、元気をだんだん失っていく。そんな星を見るけると、彼はそっとつえでたぐりよせ、リュックに入った特別な布でけんめいに磨き、もっとよい場所に移してあげたりする。
 しばらくすると、新星の発見だと、人に注目されるのだ。

 リュックの底には、星の素が入っている。
 時々彼が天空で転ぶと、星の子供たちがふりそそぎ、それは人の子供たちの元へ届き、きらきらとした夢をみせてくれる。

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これは即興で書き上げた掌編作品。
お客様に「材料」=お題を決めていただき、
短時間で「調理」=作品化するという実験的試み。
実際は原稿用紙等に手書きしたものを、
テキスト化してweb上で公開しています。
明らかな誤字でない限り、書き上げてからの手直しはしないのが原則。
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【作品DATA】

本日の創作メニューは「リュック」
 お客さまの選んだ材料(=漢字)で、
 “リュック”ではじまる短いお話を
 お作りします。
 それは、
 今日限りの、小さな物語。
(漢字ノ話・五十三次シリーズ)

[お客様]…初来店のお客様(女性)
[お題]…星(ほし・せい)
[創作日]…2011年11月19日(土)
[創作場所]…摩耶山 掬星台

※摩耶山リュックサックマーケットは雨天で公式中止となりました。
 が、自主リュックで集まったメンバーで自主開催しました♪


この作品のお題をいただいたお客様からは、のちにメッセージをいただきました。
宇宙がお好きで、その宇宙のお話だったので感動してくださったとのこと。
私も、とても大切に読んでくださっているのが伝わってきて感動しました!
天文には詳しくないのですが、星座のお話とかそういうのは大好きなので、かわいい星の守り神のお話にしてみました。

テーマ:ショート・ストーリー - ジャンル:小説・文学

即興MENU#3-039「人ノ話」
即興3-39_人

 リュックが歩いている。
 男は思わず足を止めた。

 ある山にいるのだが、前を行くのがリュックなのである。
 リュックを背負った人が歩いているならば、これほどに驚くことはない。しかし目の前、数十メートル先を行くのは、リュックだけなのだった。
 透明の人に背負われたかのように、リュックだけがてくてくと山頂を目指しているのだ。

 十年以上、山登りを趣味にしている男だったが、そんな光景を見たのは初めてである。
 あまりの驚きで、男はその記憶だけを、すっぽりと失った。

           * * * * *

 何十年もの年月が過ぎた。
 その間も、男は大好きな山に登り続けたが、とうとうそれも最後となる日がやってきた。
 男はそっと息を引きとった。
 彼が愛用していたリュックサックが同時に姿を消したことに、気づく者はいなかった。

           * * * * *

 男のリュックは山頂を目指していた。
 男の山への思いと思い出が人の姿となって、しかし姿は見えない状態で、しっかりとリュックを背負い、歩いていくのだった。

 山頂に着いた時、まるで山に吸いこまれるかのように、リュックと見えない人影は、すうっと消えた。

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これは即興で書き上げた掌編作品。
お客様に「材料」=お題を決めていただき、
短時間で「調理」=作品化するという実験的試み。
実際は原稿用紙等に手書きしたものを、
テキスト化してweb上で公開しています。
明らかな誤字でない限り、書き上げてからの手直しはしないのが原則。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

【作品DATA】

本日の創作メニューは「リュック」
 お客さまの選んだ材料(=漢字)で、
 “リュック”ではじまる短いお話を
 お作りします。
 それは、
 今日限りの、小さな物語。
(漢字ノ話・五十三次シリーズ)

[お客様]…初来店のお客様(男性)
[お題]…人(ひと・にん・じん)
[創作日]…2011年11月19日(土)
[創作場所]…摩耶山 掬星台

※摩耶山リュックサックマーケットは雨天で公式中止となりました。
 が、自主リュックで集まったメンバーで自主開催しました♪

人という文字がお題です。
シンプルな素材でいかようにも調理ができそうで、でもきっとうまく活かせないとすごく駄作になってしまう。そんな危うい漢字でもあります。
ある意味とても壮大な単語かもしれません。
人というからには、リュックを背負った人を登場させようと思ったのですが、山登りをされているみなさんを見ていたら、山やリュックへの思いを描いてみたいなと思ってこんなお話に♪

テーマ:ショート・ストーリー - ジャンル:小説・文学

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