即興MENU#5-02「あみもの」

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あみもの


したの七時に、シアター前でまちあわせね」

そう言ったのに、友だちのミオはドタキャンした。


っか経っても何の連絡もなくて、

怒っていたけどだんだん心配になってきた。


う、いてもたってもいられない、と思ったのは一週間後。

私はミオの家に向かって走り出していた。


っくをしても返事がなくて、たまらず扉を開くと、

そこは一面のくもの巣だった。
いやちがう。これは“あみもの”だ。
部屋の真ん中で、ミオは黙々をかぎばりあみを続けている。
私はミオを止めることができるだろうか。

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これは即興で書き上げた掌編作品。
お客様に「材料」=お題を決めていただき、
短時間で「調理」=作品化するという実験的試み。
実際は原稿用紙等に手書きしたものを、
テキスト化してweb上で公開しています。
明らかな誤字でない限り、書き上げてからの手直しはしないのが原則。
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【作品DATA】

 お客さまの選んだ材料(=4文字のことば)で、
 物語を調理創作いたします。
 それは、
 今日限りの、小さな物語。
 4つの文字は縦読み仕様にもなっています。
(4文字シリーズ)

[お客様]…編み物上手なMさん
[お題]…あみもの
[創作日]…2015年6月20日(土)
[創作場所]…摩耶山 掬星台

摩耶山リュックサックマーケットにて)

かわいいお題なのに何でプチホラーになってるのかしらw
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